KINMAQ整体院 那覇院

肩甲骨周りの痛みで困っている方も多いのではないでしょうか?肩甲骨周りの痛みの原因は様々で、筋肉や関節由来の痛みだけではなく、関係が無さそうな内臓の不調なども影響する場合があります。症状の改善には、日々の姿勢や生活習慣の見直しなどが必要不可欠です。
今回は肩甲骨周りが痛い方に向けて、原因別の症状や病名、おすすめのセルフケアなどの対処法について解説します。肩甲骨の痛みで、生活に支障が出て困っている方は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

 

肩甲骨が痛む原因と特徴

肩甲骨肩甲骨の痛みの原因は主に、①筋肉や骨・関節の不調と②内蔵の不調の2つに大別できます。
肩甲骨が痛む原因と特徴について、以下に詳細に解説します。

 

<肩甲骨の痛む原因と痛みの特徴>

  • 原因 痛みの特徴 考えられる症状・病気
  • 筋肉・骨・関節の不調 しびれるような痛み
  • ひっぱられるような痛み
  • 突発的な激痛 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
  • 肩腱板断裂
  • ぎっくり背中
  • 胸郭出口症候群
  • 頸肩腕症候群
  • 石灰性腱炎
  • 内臓の不調
  • 大きく息を吸った際の痛み
  • 食後の腹痛、背中の痛み 胆石症
  • 膵炎

 


筋肉・骨・関節の不調

【四十肩・五十肩】

四十肩と五十肩は関節痛の症状の一種で、肩関節疾患に対して広義に扱われる炎症由来の症状の総称で、肩関節周囲炎という疾患に括られます。筋肉や神経の炎症、関節を構成する骨や軟骨、腱などが加齢とともに変性することが、痛みの原因と考えられています。
症状としては肩を動かす際の動作痛があり、重度となると痛みや硬さで肩が動かせなくなり、安静時や夜間痛なども出現します。

 

【肩腱板断裂】

腱板断裂とは、肩のインナーマッスルの作用を持つ筋肉が、骨と骨に挟まれることで断裂する疾患です。断裂には不全断裂と完全断裂があり、40~60代の方に多く発症します。
主な症状は肩の動作制限と動作時の痛みで、就寝時の夜間痛を訴えるケースもあります。重度の場合は痛みと可動制限が著明に出現し、手術適応となる場合もあります。

 

【ぎっくり背中】

ぎっくり背中とは、「急に背中の激しい痛みを感じた」などの訴えが多く、筋肉や筋膜に炎症が生じたことで発症します。体を捻じる動作や、重い物を持つ動作、くしゃみの衝撃などが原因で症状が誘発されます。リハビリや物理療法などの保存療法で治療が行われます。

 

【胸郭出口症候群】

胸郭出口症候群では、頚椎という首から肩を走行する神経や血管が圧迫されることで、肩、腕、手の痺れや痛みが出現します。なで肩やいかり肩などの不良姿勢や、日常生活での負担となる動作が原因で発症します。重度の場合は、握力低下や指先が不自由になるなどの神経症状が出現し、生活動作の支障が著明に現れます。

 

【頸肩腕症候群】

頸肩腕症候群は首周囲、肩、腕、手などの痛み、痺れ、凝りを伴う症状の総称です。レントゲンやMRI検査で、頸椎椎間板ヘルニアや腱板断裂などが無く、各疾患が否定される場合につけられる疾患です。多くは姿勢不良や仕事などの日常生活動作の負担で発症します。

 

【石灰性腱炎】

石灰性腱炎とは、腱板という筋肉内にカルシウムが蓄積することで一部が石灰化し、肩の痛みを生じる疾患です。40~50歳代の女性に多くみられ、肩の動作時痛や夜間痛で生活に支障をきたします。ほとんどの場合は保存療法で注射、投薬、リハビリなどを行います。

 

内臓の不調

不思議に思う方も多いと思いますが、肩甲骨の痛みには内臓の不調が関連するケースもあります。内臓の不調は、離れた部位に痛みが現れる、関連痛を生じることがあります。よって、肩甲骨とは異なる内臓の不調であっても、肩甲骨周囲に痛みが出るのです。
胆石症では、右側の肋骨の下やみぞおち、右肩甲骨の下に痛みが出現する場合があります。胆石症とは、肝臓で作られた胆汁が腸に至るまでの胆道に石(結石)ができ、痛みなどの症状を引き起こす病気です。
また、膵炎の場合は、左腰から左背中、左肩周りに痛みが生じることがあります。膵炎の多くは、過度のアルコール摂取が原因で膵臓に炎症を引き起こし、痛み、嘔吐、発熱などの症状を引き起こします。
類似した症状で悩んでいる方は、病院を受診して検査を受けることをおすすめします。

 

 

肩や肩甲骨まわりの違和感への対処法や予防法

IMG_3131肩や肩甲骨まわりの痛みや違和感には、姿勢の改善、適度な運動、薬の服用、ストレッチなどのセルフケアによって改善が期待できます。対処法や予防方法について以下に詳細に解説しますので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

正しい姿勢を身に付ける

猫背などの不良姿勢や、仕事で長時間下を向く動きなどのうつむいた姿勢では、肩甲骨周囲の痛みや腰痛を引き起こすリスクが高まります。これらの姿勢は、首の後ろから肩や背中にかけての筋肉を緊張させ、筋肉内の血行不良を発生させます。
パソコンやスマホを使用する際には、不良姿勢となっていないかを特に注意し、日常生活内では正しい姿勢を意識して身体の歪みを改善しましょう。

 

適度な運動をする習慣を付ける

肩甲骨周囲の痛みには、肩周囲を動かすことで筋肉を鍛える運動がおすすめです。ウォーキングやジョギング時に適度に腕を振ることや、デスクワーク時にも肩を回すストレッチを行うなど、日常生活で適度な運動を習慣的に行いましょう。
肩周囲を動かすことで血行不良が改善され、肩甲骨周囲の痛みの軽減や肩こり、頭痛改善などの効果が期待できます。

 

薬を服用する

あくまでも一時的な疼痛緩和ではありますが、強い痛みがある方や、長期的な慢性痛に悩まされている方にはおすすめです。非ステロイド性消炎鎮痛薬を服用すると、肩の炎症の痛みを一時的に軽減させることが期待できます。
また、消炎鎮痛作用のある塗り薬や、湿布などの外用薬でも、肩の痛みを和らげることが期待できます。痛みで悩んでいる方は、整形外科などの病院を受診し、薬の服用に関して医師に相談するようにしましょう。

 

ストレッチをする

セルフケアとしてストレッチを行うことも効果的です。しかし、自己流でストレッチを行ってしまうと、逆に症状を悪化させる危険性があり注意が必要です。
姿勢改善が期待できるストレッチをご紹介します。

【背筋伸ばしストレッチ】

  1. 四つ這いの姿勢から手のひら~肘を床に付ける
  2. 手のひら~肘を付けたままの状態から、体重を後方に移動させる
  3. 写真の様な姿勢となり、背骨を反りながら腕~体幹を伸ばしていきます
  4. 反動をつけず、深呼吸をしながら30秒×4セット行いましょう

ストレッチ

 

整体院で施術を受ける

ご自身でマッサージを行う際、必要なケアが行き届かない場合があり、場合によっては症状が悪化する危険性があります。肩回りの違和感は、セルフケアでは行き届かなかった箇所や骨盤ケアができる整体院の施術を受けることをおすすめします。

 

 

肩甲骨周りが痛いという症状で困っている方へ 

スタッフ

今回は肩甲骨周りが痛いという症状で、日常生活に支障が出て困っている方に向けて、原因別の症状や病名、おすすめのセルフケアなどの対処法について解説しました。肩甲骨周りの痛みの原因は様々で、筋肉や骨・関節由来の症状だけではなく、内臓の不調の影響も受けるケースがあります。
多くの症状は日々の不良姿勢の改善や、セルフケアなどの運動習慣を取り入れることで、症状の改善が期待できます。
運動療法などのセルフケアを適切に行わないと、逆に症状が悪化してしまう危険性が高まります。肩甲骨周りで困っている方は、ぜひ整体院にご相談して生活習慣やセルフケアから見直してみるのがお勧めです。

 

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