KINMAQ整体院 那覇院

腰痛と股関節痛が同時に起こり、生活に支障が出てきている方も多いのではないでしょうか?腰と股関節は隣接する関節でありつながっていることから、どちらかに障害が生じると他方にも影響が連鎖するため、双方の機能を高めておくことが非常に重要となります。
今回は、腰と股関節痛が同時に生じて悩んでいる方に向けて、痛みの関係性や原因となり得る病気、対処法などについて解説します。腰痛と股関節痛が同時に生じて悩んでいる方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

 

 

腰痛と股関節痛が同時に起こるのはなぜ?

股関節痛腰と股関節は隣接する関節として連結しており、お互いの機能を補いながら支え合うという特徴があります。では腰痛と股関節痛がなぜ同時に起こるのか、以下に原因について解説します。

 

腰痛と股関節痛の関係

腰椎と股関節は、背骨から骨盤を通した骨の連結から、隣接する関節としてお互いに影響し合っています。整形外科疾患として、ヒップスパインシンドロームという症候群が存在し、腰と股関節は一方に障害を生じると他方にも障害が波及する可能性があることから、両者には切っても切れない関係性があります。
よって、股関節に障害が生じた場合には、その影響により腰痛をも引き起こす可能性があり、股関節の変形を腰部で補正しようとする代償動作によって、腰や骨盤にも歪みや変形が発生し得ます。症状としては両方の痛みが出現する場合もあります。
股関節の障害から脊椎が変形し、脊柱管狭窄症や腰部ヘルニアなどを発症することで、腰由来の神経症状や坐骨神経痛が誘発され、臀部、太もも、ひざ、足にかけての痺れや痛みが出現するケースもあるため放置することは危険です。

 

股関節の痛みの原因や該当する病気を把握する

腰痛と股関節痛がある場合は、腰部だけでなく股関節の病気を発症している疑いがあります。痛みのある部位や痛みの種類・程度などの症状をもとに、ご自身で原因や病気を推測することは非常に難しく、症状が進行して状態が悪化する可能性があるため危険です。
症状がある方は早期に整形外科などの医療機関を受診し、医師の検査・診察を受けることをおすすめします。

 

 

腰痛を引き起こすおそれがある股関節痛の病気の種類

施術腰痛を引き起こすおそれがある股関節痛の病気の種類について解説します。ご自身が悩んでいる症状が、どの疾患に当てはまるのかチェックしてみましょう。

 

変形性股関節症

変形性股関節症は、股関節の軟骨の劣化やすり減った状態、関節を構成している骨の変形などを生じ、痛みが発生する疾患です。初期症状としては、立ち上がり動作や歩き始めのタイミングに、股関節に痛みや違和感などを訴えます。
症状が進行すると、様々な動作で股関節痛が誘発され、炎症によって安静時や夜間時の痛みに悩まされるケースも出てきます。主に歩行、階段昇降動作、足の爪切り、靴下の着脱、あぐら姿勢などが困難となり、痛みによって日常生活の動きに支障をきたします。重度の症例では人工股関節の手術が適応となるケースもあるため注意しましょう。

 

臼蓋形成不全

臼蓋は骨盤内に存在する股関節を形成する凹み部分で、凸となる大腿骨がはまり込む関節面を形成しています。この臼蓋の凹みが通常より浅く、大腿骨との適合性が低下している状態が臼蓋形成不全です。臼蓋形成不全は、胎児期の影響、乳幼児期の生活習慣、遺伝的要因などが原因と考えられ、歩行時や長時間の立位時に股関節の痛みや違和感などの症状が誘発されます。

 

大腿骨頭壊死症

大腿骨頭壊死症は、大腿骨の頭である「大腿骨頭」の血流不全によって、骨の一部が死んだ状態の骨壊死を生じた状態を指します。原因不明の「突発性大腿骨壊死」と、原因が明らかな「症候性大腿骨頭壊死」に分かれます。
症状としては、急に生じる股関節痛が多く、腰や臀部などに痛みが出現することもあります。

 

リウマチ性股関節症

関節リウマチは、自身の正常な組織を免疫細胞が誤って攻撃してしまう自己免疫疾患です。この症状が股関節に生じた場合にはリウマチ性股関節症となります。原因は不明で、関節内にある滑膜に炎症を生じ、様々な関節に痛みや変形を発生させます。
症状としては鼠径部や殿部痛を生じ、重度のケースでは歩行が困難となり生活動作に支障をきたします。

 

大腿骨頚部骨折

大腿骨頚部骨折は、前述した大腿骨頭の下部にある大腿骨頚部に生じた骨折を指します。転倒などの急な過度の外力によって、大腿骨頚部に負担がかかることで骨折し、骨粗鬆症の高齢者に多発します。
症状としては、受傷直後から激痛を訴え、多くのケースで立つことや歩行が困難となります。

 

 

腰痛と股関節痛があるときにおすすめの対処法

施術腰痛と股関節痛で悩んでいる方に向けて、おすすめの対処法をご紹介します。先ずは医療機関を受診して治療やリハビリテーションなどを受け、それでも症状の改善が見込めない場合は、筋膜や筋肉に対してアプローチする対処法を試してみることをおすすめします。

いくつかの治療法・対処法を試しても症状が改善しない方は、整体院で全身の筋膜や筋肉を整えることで腰まわりが楽になることが期待できます。筋膜とは、筋肉や内臓などの全身を包み込んでいる膜のことで、「第二の骨格」とも呼ばれている組織です。筋膜に対する有名なアプローチである筋膜リリースは、腰や股関節痛を中心に全身の筋肉や関節のねじれや癒着を解消して、筋肉や関節の動きを本来の動きに戻すことを目的に行われる施術です。
ストレッチやマッサージといった、ご自宅で行うセルフケアで満足できない方も多く利用しています。腰と股関節痛が同時に発生して悩んでいる方は、ぜひ整体院にご相談の上、筋膜リリースによるアプローチや適切なセルフケアのアドバイスを受けてみてください。

 

 

腰痛と股関節痛が同時に起こり悩んでいる方へ

カウンセリング今回は腰痛と股関節痛が同時に起こり、生活に支障が出てきている方に向けて、腰と股関節の関係性や原因となり得る病気、おすすめの対処法について解説しました。前述したように、腰と股関節は一方に障害を生じると、他方にも障害が波及してしまう可能性がある隣接関節です。
股関節の疾患を発症することで補正を担う腰部にも負担がかかり、二次的な腰椎の変形を生じることで、腰痛や足にかけての神経症状が誘発される場合があります。腰痛を引き起こすおそれがある股関節痛の病気の種類も様々で、ご自身で推測することは症状を悪化させる危険性があるため、先ずは整形外科などの病院を受診して、医師の診察を受けるように心掛けてください。
いくつかの治療法・対処法を試しても症状が改善せずに悩んでいる方は、ぜひ整体院にご相談してセルフケアやライフスタイルの見直しを試みてください。

 

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